プログラマーを目指している人が取得するべき資格

プログラマーになりたいんだけど、とっておくべき資格って何かあるのかな??

本記事では、上記のような疑問を解決します。

本記事の内容
  • プログラマーにおすすめの資格が分かる
  • 資格を取得するメリットが分かる

次から具体的に説明していきます。

プログラマーに向いている人の特徴をご紹介していきます。プログラマーに興味があるけど、別の進路と迷っている人には必見です。

ぜひ、自分と照らし合わせて考えてみると良いでしょう。

目次

プログラマーを目指す人がとるべき資格

プログラマーを目指している人が取るべき資格は以下の2つのいずれかでOKです。

おすすめの順番で記載します。

  • ①:基本情報技術者試験
  • ②:Javaプログラミング能力認定試験

以降で各資格の詳細を説明していきます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、経済産業省の国家試験で情報処理技術者として一定の知識や技能があることを認定するものになります。

コンピュータが動作するしくみから、データベースやネットワーク、セキュリティなどの基礎知識だけでなく、システムやソフトウェアを開発する流れや注意点についても理解することができます。

情報処理以外の分野も含まれており、企業経営やマネジメント分野の知識も問われ、IT業界で働くために必要な知識を身につけることができます。

簡単にいえば、ITの基礎が備わっていることの証明となる資格です。IT関連の企業であれば、新入社員には必ず取得させることになる資格と言ってもいいでしょう。

試験の内容

午前、午後の2つの試験がありそれぞれ100点満点となっており、60点以上で合格になります。
 
基本情報技術者試験のレベルとしては、情報処理技術者試験の中ではレベル2となっており、合格率は平均すると25%前後になっています。

より難易度の低いITパスポート試験というものがありますが、そちらはレベル1で、合格率は平均すると50%程度となっています。

この資格を取得するメリット

基本情報技術者試験の資格することのメリットは「ITの基礎を理解している」ということを証明できることです。

前述でIT企業であれば新入社員に必ず取得させる資格であるとお伝えしました。まさにそういうことなのです。

正直なところ新卒採用でプログラマーとして就職する場合には、理系の方が選考に有利となります。そんな中で文系の学生が基本情報技術者試験の資格を保持している場合には、「基礎力があるんだ」「資格を取得して意欲を感じる」と一歩抜きに出ることができます。

理系の学生でも在学中に保有している人は少ないので、基礎力が乏しい方にはスキルUPも含めて取得におすすめの資格になります。

実は実務ではあまり使わないかも

基本情報技術者試験の資格は、プログラマーになるためには有利となる資格であることに間違いありません。

しかし、プログラマーになってしまった後はあまり活躍する資格ではありません。

ITの幅広い知識の基礎力を証明する資格ですので、プログラマーには必要のない知識も含まれています。基礎があることで成り立つ場合もあるかと思いますが、プログラマーの仕事に直接的に紐付く内容はあまりないです。

正直なところ、基本情報技術者試験の資格をもっていないプログラマーはたくさんいますし、すごいプログラマーほど持っていないことが多いです。(これは例外的であって、すごいプログラマーは資格は持っていないけど知識は持っています。。)

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaの開発元が実施する世界共通ベンダー資格になります。

ベンダー資格とは、ベンダー(企業やメーカー)が、自社製品に関する知識や技能が一定水準を満たしていることを認証することを目的とした民間資格制度のこと。

Oracle認定Javaプログラマには、3つのレベル(Bronze、Silver、Gold)に分かれており、それぞれ入門者向け・開発初級者向け・開発中上級者向けの試験になっています。

この資格は海外でも通用する国際的な資格になっており、知名度も抜群です。就職や転職するときに有利となるでしょう。※Bronzeの資格は国内でのみ通用する資格になっていることと、「Javaできます!」というにはSilver以上になることは覚えておきましょう。

試験の内容(Bronze(ブロンズ))

Bronze(ブロンズ)試験では、言語未経験者向けの入門資格で Java 言語を使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識を有すること を評価することを目的としています。

基本的な文法やオブジェクト指向プログラミングの基本など、Java初心者が理解すべき内容について問われます。Javaを多少触ったことのある人であれば簡単に合格できるレベルになっています。

試験時間65分
出題数60問
出題形式選択形式(CBT)
合格ライン60%以上正解
受講料16,500 円(税込)
前提条件なし

試験の内容(Silver(シルバー))

Silver(シルバー)試験では、Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。

基本的な文法だけでなく、オブジェクト指向プログラミングをきちんと理解できているかが問われます。

試験時間180分
出題数80問
出題形式選択形式(CBT)
合格ライン63%以上正解
受講料32,340 円(税込)
前提条件なし

試験の内容(Gold(ゴールド))

設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされる汎用的なプログラミング知識を有し、設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える能力評価することを目的としています。

試験時間65分
出題数60問
出題形式選択形式(CBT)
合格ライン63%以上正解
受講料32,340 円(税込)
前提条件Silver(シルバー)の保有

この資格を取得するメリット

Silver(シルバー)以上の資格になりますが、「Javaできます!」と言い切れることができます。正直なところ、資格と実際の仕事ではレベルが異なりますが、資格以外で明確にJavaができることを証明することはできません。

これ以上ない証明となります。

そして、

プログラム言語は他にもありますが、とりあえず、Oracle認定Javaプログラマ試験でOKです。

なぜなら、どのプログラム言語を使うのかは就職した会社、配属されたプロジェクトによって変わるからです。

とりあえず、どれか1つの言語ができるようになればOKです。どれか1つの言語でプログラミングを組めるようになればあとは言語の違いだけなので問題ありません。

また、Javaは比較的利用されている言語になりますので、プログラマーとして実際に使用する可能性も高い言語になります。

プログラマーが資格を取得するメリット

これからプログラマーになろうとしている人は、資格を取得するメリットを理解しておきましょう。

自分のスキルを証明できる

資格取得メリットはやはり、自分のスキルを証明できるということです。

自分が従業員を採用するってなったときのことを考えてみてください。資格を保有していることである一定レベルに到達している人か否かを把握することができますよね。逆に何の資格も持っていない人の場合、完全に未知数ですよね。

他者に自分のスキルを証明するために資格は一番効果的です。

将来的な転職まで考えた場合にも有効となることは間違いありません。

体系的に技術を学ぶことができる

資格試験はその分野の知識を体系的に理解しておかないと合格は難しいです。

逆に言うと、資格勉強はその分野の知識を体系的に学ぶことができるということです。独学でも勉強を進めることができますが、どこから勉強していいか悩んでしまうと思います。

しかし資格勉強では既に網羅的に内容が用意されているため、とりあえずその内容を全部勉強してしまえばOKです。

給与につながる

保有資格によっては給与にも直結します。

これからプログラマーになろうと考えている人が取得するような資格では残念ながら給与はあまり変わらないですが、より将来的なことを考えると給与に影響してきます。

プログラマーの世界では、「特定の資格がないとそもそも仕事ができない」なんてことはありませんが、会社によっては、「○○の資格を取得していないと昇級しない」などがあります。

自分のスキルUP、給与UPを考えると資格取得は考えておいたほうが良いでしょう。取得しないと会社から永遠言われる場合もありますからね。

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